ちょっと息抜きでアプリの紹介でも。
以前大学でiPadがどうのこうのと書きましたが、それに加える形で。
iPadProのSmartkeyboardはApple純正らしく考えられて作られてます。押し心地も悪くないし、スタンドにもなるしカバーにもなる。持ち運ぶぶんには重くないし、なによりバッテリーが必要ないことが素晴らしい。
ただ、iPadそのものは日本語環境に弱いというのは否めません。iPhone4時代から使ってる私は年々変換精度の向上を感じていますが、未だに全角スペースが打てないのはどうなの……? という感じもします。キーボードつけてるんだから、せめて変換用のキーボードショートカットくらい使わせてくれとも思う。
macなりwindowsPCなりandroidならいくらでもテキストエディタはあるのだけれど、iOSはそうもいかない。いい感じのアプリが少なすぎる。公式に日本語に対応してるというだけならたくさんあるけど、大半が以下のどれかに当てはまる。
- ごちゃごちゃしてる
- 設定項目が多すぎる
- 保存がローカルにしかなく、クラウドサービスに保存できない。
- あげれたとしても独自フォーマット
- 更新が断続的 / もしくは止まってる
- アプリの紹介ページの日本語が怪しい
以上の条件を除外して、一番良いと思ったアプリがこれ。iA Writer。
このブログで何度か言及してるけど、人に見せる文を書く時はこれ使ってる。markdown記法に対応してて、独自拡張により画像も表示させることができる。
書いた文章はWord・PDF・HTMLに出力でき、WordはそのままMicrosoftの純正アプリはもちろん、Pagesにも受けわたせる。ついでに言うとWordpressやMediumにもそのまま出力できる。
タイプライターモード(入力行が常に画面の中心に)やフォーカスモード(入力行以外が暗くなり、常に画面の中心にくる)、ナイトモード(黒背景に白字)によってテキストの入力に集中できる作りになってる。
独自機能としてはライブラリ内の画像・テキストを挿入することが可能。画像は通常のmarkdownだとアップロードした画像のURLを参照するだけでしか扱えないが、iA Writerだとライブラリ内を参照でき、テキストが保存されている場所と同じフォルダにある画像を表示できる。
保存できるフォルダはiOS版だとiCloud / dropboxの2択。私はどっちも使ってるけど特に差はない。
画像の扱いはこんな感じ。プレビューや出力した結果だと画像は表示され、入力中は画像に意識を奪われない作り。プレビューに関してはmacOS版はリアルタイムプレビューができるがiOS版はできない。
まぁiOSでリアルタイムプレビューがあっても困るような気もする。
ライブラリ内の画像を表示することができ、保存する形式は通常のテキストファイル(拡張子が.txt)というところもいい。私はテキストデータは基本的にテキストファイルの形で扱いたいと思ってる。その方がどんな環境でも共有できるし。
iOS版では標準IMEによる全角スペースの挿入もできる。つまり物理キーボードでも全角スペースが挿入できる。なんだかんだこれすごいと思うんだけど、言及してる処は少ない気がする。
継続的なアップデートも行われて、iOSやmacOSの最新の環境にも素早く対応してるところも素晴らしい。使い勝手に慣れたテキストエディタがOSの更新によって使えなくなるのはかなり悲しいことですからね。長く継続的なアップデートがされているアプリは安心です。
最後にこのアプリの気に入ってる点を列挙すると。
- 日本語に対応している。
- サポートは英語だけどまぁしょうがない。
- 継続的な更新が長い間されている。
- フォントが見やすい。
- というより画面が綺麗。
- テキスト入力中も見やすい。
- シンプルな機能で無駄がない。
- 設定もシンプルだし、メニューにもアクセスしやすい。
- markdownからそのままWordやPDFにも出力できる。
- markdownエディタとしても、通常のテキストエディタとしても使いやすい。
- 一粒で二度おいしいみたいな。
もちろん使い分けもしてて、ノートやメモをとるときは純正のメモアプリか、Evernote。文章作成はこのアプリ、という感じです。
最後にiPhoneでのSSも。
iOS版
ついでにmacOS版も。macも持ってるならぜひ。もちろんmacがなくても使うことはできます。