大学ノートでiPadという選択肢

最近はiPadProの話題が多いですね。新型も発表されてしかも値段が下がったからでしょう。第一世代iPadPro + Apple pecil + SmartKeyboardで15万かかった私涙目。
AppleがCMにて「教科書とノートがこれ一台に!」とCMしてるのでその話題を非常に多く見かけます。

本当にこれ一台でまかなえるの?と疑問に思う方も多いでしょう。というかこの記事を見てる人って大体そうだ。
実は私、1年間通して大学へiPadPro縛りをしたのでその答えを知ってます。
一言で言うと「可能」です。というか私がやりましたし。
今から私なりのHowToを記します。

ノートを取る

ノートを取る場合について。色々なアプリがありますが、私はEvernoteを使ってました。プランは『ベーシック』『プラス』『プレミアム』の3種類でしたが、私は『プラス』会員でした。ノートを取るだけで他の端末じゃアクセスしないよって人は『ベーシック』でも十分だと思います。

Evernoteはリッチテキストで文章を書くことができ、簡単に装飾ができます。
また、ApplePencilによる作画に対応しており、かなり簡単に図を描くことができます。
ただこれに関しては一概に褒めるわけにもいかない部分があります。EvernoteではなくiOSに起因する話なのですが、IMEがお粗末なんです。変換と予測が分離されていない点、全角スペースが打てない点、末尾の「ん」は「n」を2回打たないとダメ……などです。正直クセが強い。
ただSmartkeyboardの打ち心地は悪くなかったです。また、英語の自動訂正はかなり優秀なので外国語を取り扱う人には使いやすいかも(英語ではないアルファベットの固有名詞とか勝手に訂正されるけど)。
もし、純粋にApple Pencilの手書きで書きたいんだ!という人がいたらPenultimateをお勧めしておきます。こっちもEvernote製です。

ちなみにAppleのCMで使われているアプリはMetamoji Noteですね。

https://itunes.apple.com/jp/app/metamoji-note-手書きノート-pdf-録音/id557121061?mt=8&uo=4&at=itunesDummy

資料を見る

iPadPro(の大きい方のモデル)は12.9inchです。これはおよそA4サイズです。Splitviewで分割するとA5サイズ。
大学の授業で使う資料って3種類あると思うんですが、3種類への対応を記していきます。

1.PDF等のデータ資料

余裕です。DropboxやらGoogleDriveに置いておき、閲覧だけならそのアプリで利用できます。
教授が「各自で印刷して持ってくるように」とか言ってても、授業始まってからダウンロードしてiPadで見るという余裕っぷりでした。
ちなみに私は学内の公開ファイルサーバーにアクセスでき、かつDropboxやGoogleDriveにもアクセスできるFileExplorerというアプリを使っていました。ちょっと知識が必要ですが。

itunesDummy

2.プリント・レジュメ

取り込みが必要です。
私は配布された当日は紙を使ってましたが、翌日以降はスキャンしてデータ化してました。
スキャンはスキャナーとPCがあれば綺麗に取り込めますが、別にスマートフォン用のスキャンアプリで十分です。

https://itunes.apple.com/jp/app/camscanner/id388624839?mt=8&uo=4&at=itunesDummy
CamScannerあるいはScanableを使い分けていました。注意が必要なのは、どちらもiPhoneで取り込んだ方がいいということです。iPad重いし、画質そんなによくないし。

3.教科書

持っていくか、スキャンして取り込む必要があります(要自炊)。
電子書籍として販売されてるならそっちを購入してもいいのですが、教授自身が出してる書籍が教科書として指定されてる場合、たいてい電子書籍としての販売がないので困りました。

資料を作る

Word・Excel・PowerPointはあります、有料ですが。これらのソフトはオフィススイートと呼ばれるソフトで、AppleはiWorkというオフィススイートを開発しています。こちらは無料で手に入ります。

レポート

みんな大好きレポート。私はOfficeではなくAppleお手製のPagesを使っていました。
慣れてるWordより使いづらいけど、Wordよりわかりやすいという印象です。というよりそんなに使い込まなかったしな……。
Pagesは買った時に付いてきます。というか多分、Appstoreに繋いだら自動でダウンロードされるんじゃなかったかなと思います。
ごく簡単なレポートならiA Writerで書いています。以下の記事を参照してください。

表計算

こちらもExcelではなくApple製のNumbers。これに関しては断言できる。Excelの方が使いやすい。
作成したグラフ等はこちらの方が見やすいと思います。

プレゼンテーション

Apple製のKeynoteというのがあります。Powerpointよりも使いやすく、綺麗に作れます。こちらはAppleの勝ち。
残念ながらKeynoteで作ってまともに発表に使ったものはないので画像はありません。

作図

まともにブログへ載せれるような図を作ってないので画像はありませんが、Note Alwaysというアプリをお勧めして置きます。

画像編集

簡単な画像編集(注釈や色合いの加工)なら標準の写真アプリで十分です。
色合いとかを変えたいな、って時はInstaflashです。

凝った画像の加工とかをしたいならPixelmatorを使っています。iOS版は600円とお安いですが、Photoshop一歩手前ほどの加工ができます。(ちなみにmac版はちょっと高い)

このブログの画像は以上の「写真」(macならプレビュー)とInstaflash、そしてこのPixelmatorで作られています。

Apple PencilとSmart Keyboard

先に結論から書きますが、両方買ったほうがいいと思います。
まずApple Pencilですが、Evernoteをはじめとして作図に非常に優秀です(残念ながら絵心がない私にはどれくらい絵描きに向いているかはわからないです)。指で描くのとペンで描くのは違いますからね。買いましょう。

そしてSmart Keyboard。こちらは類似品が他社から出ていますが、全てBluetooth接続です。Smart keyboardは接点接続で、すぐに書き始められるし充電の必要もありません。
軽いし、薄いし、カバーにもなるしで私はこれをお勧めします。欠点といえば角度調整が効かないことでしょうか。
こちらはApple Pencilと違ってiPadのサイズによって変わってくるのでご自身のiPad Proにあったものを探してください。USキーボードとJISキーボードの2種類ありますが、特にこだわりがないならJISをオススメします。