こんにちは。
前回、この記事でこんな画像を作成、利用しました。
これはPixelmatorで作っていますが、全てシェイプで作成しています。しかも、特に苦労もしていません。
今回はこのような単純な四角ではない多角形の作り方を紹介します。例に『凹凸』の形を作ってみましょう。
まず、シェイプはツールバーの右下のハートマークから選択できます。
シェイプ一覧から、今回は左上にある四角だけで作っていきます。
シェイプツールを選択すると、キャンバスの上側に設定が追加されていることに注目してください。線の色や塗りつぶしの色ですね。一番右側にモードがあります(表示されてない場合は『 … 』をクリックするか、あるいはキャンバスのサイズを広げてください。
これのモードを解説します。左から
- 新しくシェイプレイヤーを作成する
- 既存のレイヤーにシェイプを追加する
- 既存のレイヤーのシェイプから減算を行う
というものです。1つ1つ覚えていきましょう
1.新しくシェイプレイヤーを作成する
まず、これが1を使って背景レイヤーにシェイプレイヤーを追加した状態です。
普通の四角ですね。これに試しに1のモードで追加してみます。
『シェイプ』というレイヤーの上に『シェイプ2』というものが追加されました。これが「新しくシェイプレイヤーを作成する」の意味です。必ず新しくレイヤーが作成されます。
(レイヤーが表示されていない場合、⌘ + 2、あるいはメニューバーから『 表示 > レイヤーを表示 』を選択します)
2.既存のレイヤーにシェイプを追加する
それでは今度は『シェイプ2』のレイヤーを削除して、2のモードで追加します。
今度は重なる部分の線が消えました。
レイヤーに注目してください。シェイプに2つの四角が表示されています。
2の「既存のレイヤーにシェイプを追加する」というものはこのことで、レイヤーを新たに作成せず、すでにあるシェイプに重ねて追加されます。また、重なった部分のシェイプは消えます。ここではそれを利用して凸の形を作成しました。
3.既存のレイヤーのシェイプから減算を行う
以上で凹凸の凸は作成できました。今度は凹を作成しましょう。
同じように四角を3つ組み合わせて作成してもいいのですが、今度は3の「既存のレイヤーのシェイプから減算を行う」を利用しましょう。
こんな形に、四角を一つ、3のモードで追加します。
こんな感じです。シェイプレイヤーの形に注目しましょう。
お判りでしょうか? 今度は減っていますね。
まとめ
また、実は第4のモードも存在します。追加したあとのシェイプ設定を確認すると、こんなのがあります。
これに関してはまた別の機会で説明しますが、簡単に触れておくと「交差した部分を残す」というものです。
以上でお判りでしょうか?減算などとややこしい言葉を使いましたが、2は外枠を新たに作って行く、3は内枠を削って行くと考えるとわかりやすいかもしれません。
Tips
また、詳しく解説はしませんが、以下のことを覚えておくとまた、自分の理想とする形のものができあがると思います。
- シェイプの作成時、あるいは大きさを変える時にShiftを押しっぱなしにすると綺麗な真四角、真ん丸ができる
- シェイプの大きさを変える時、⌘キーを押しっぱなしにすると角度を変更することができる
- シェイプを移動するとき、⌘を押しっぱなしにするとグリッド補正を解除して自由な配置が可能になる
以上です。慣れていけば慣れて行くほど、Pixelmatorはなんでもできるツールだと感じて行くことだと思います。