最近、iPhoneで動画を見てたりすると急にWifiが途切れる現象に悩まされていました。
結論から言うと、悪いのはiPhoneではなくルーター、というよりルーターを使うユーザー(つまり私)でした。
要約
- 回線負荷が原因でWifiが切れるようになった
- 1個のルーターが今まで2.4ghz帯と5.0ghz帯の2規格のwifiを担当していた
- 片方のルーターをブリッジモードにしてWifi専用にし、2個のルーターでそれぞれ2.4ghzと5.0ghzの担当をわけた
Wifiが切れる原因
Wifiが切れる原因ですが、思い当たることはありました。おおよそ切れる時といえば、Youtubeや各種ストリーミングサービスで動画を見てるとき、dアニメストアで動画をダウンロードしてるとき、Kindleで一気に本をダウンロードするとき、とまぁそれなりに回線に負荷をかけているときでした。
最近は自宅の回線の契約を更新し、通信速度の増強も行ったところ。しかも最近は接続している台数が増えてルーターが負荷に耐えきれなくなったのではと思い調べてみたところ、当時使っていたAterm WG1800HPは推奨接続台数が最大で10台まで、数えてみるとおそらくもうすでに15台は繋がってるような……。そりゃ切れるよなぁ。
というわけで新しいルーターを購入しようと思ったのだけれど、このペースだと接続台数20台でも安心できるかどうか微妙。IoTがどうとかいうけれど、例えばGoogle HomeとかAmazon Echoとか繋ごうと思うともっと台数が増えていくのは明白です。
考えた結果、最終的には「ルーターを2台でWifi運用すればいいや」と気づいたのでルーターを継ぎ足し購入することに。
機器を接続する

こんな感じにする予定です。やってみれば簡単でした。
新しく購入したルーターは以下のもの。
1.新しいルーターをPPPoEルーターとして設定する
私の家の契約ではモデムにはルーター機能がついていないので、ルーターはPPPoEルーターとして動作させます。Atermシリーズは初期設定がそうなっているのかな?
Atermの場合はWifi(か有線LAN)に接続(SSIDとパスワードは本体ラベルに印字)し、aterm.meにアクセスすれば管理画面が開けます。IDはadmin
、パスワードは本体ラベルに印字されている6桁の数字です。あとでパスワードは変更することを推奨しておきます。
詳しい設定は割愛します。とにかく普通にルーターとして動作させれば良いでしょう。PPPoEのIDとパスワードは契約書あたりを探しましょう……。
2.新しいルーターのWifiを設定する
新しいルーターのWifiは5.0ghzの方を使います。デフォルトでは2.4ghzと5.0ghzの両方が動作しているので、2.4ghzを切ります。
2.4ghzを切り、続いて5.0ghzのSSIDとパスワードを設定します。SSIDとパスワードが同一であれば各端末は設定を変えることなくWifiに接続することができます。
つまり以前のルーターで使用していたSSIDとパスワードを設定すれば良いでしょう。Atermではパスワードの設定はWPA暗号化キー(PSK)
という項目ですね。
3.古いルーターを設定する
続いて古いルーターを設定します。古いルーターは動作モードをブリッジモードにする必要があります。そのまま使うと2重ルーターですね……。
atermシリーズはおそらく本体そのものにモード切り替えスイッチがあるはずです。BRモードにスイッチングしましょう。切り替えたら電源の再起動を忘れずに。私はこれを忘れてしばらくハマってました。
もしそのほかのルーターを使ってるなら、一度ルーターにつなぐ必要があるかも知れません。そこらへんはメーカーのページでも探してみてください。
atermの場合、ブリッジモードにした機器の管理画面を開くにはローカルIPの末尾を210にしたアドレスにアクセスすればよい模様です。私の場合はローカルIPが192.168.10.xだったので、192.168.10.210にアクセスすれば管理画面がひらけました。
ローカルIPを調べるにはWindowsであればコマンドプロンプトでipconfig
、macOSであればターミナルでifconfig
と打てば出てきます。家庭用ならほぼほぼ192.168.
で始まるIPアドレスですね。
あとは古いルーターの5.0ghz帯の動作を停止すればOKです。必要ならSSIDやパスワードの変更も。
2台運用してみて
さしあたり、Wifiがダウンすることはなくなって快適です。2.4ghz帯は速度がどうしても劣るので、速度を重視しない機器(例えばプリンターとか)を接続しています。

SSIDを前と同じにすることで、家族の機器などの設定を変更せずに楽に切り替えができました。